9.ワクチンは遺伝子に作用する?!

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小休憩 コロナワクチンってそもそも何??

皆さんは、mRNAワクチンって何?と聞かれてすぐに答えられますか?

なぜインフルエンザワクチンにように皮下接種ではなく、筋肉注射かご存じでしょうか?

今回はそんな疑問にフォーカスを当ててファイザーワクチンの説明をしたいと思います。

ファイザー製ワクチン

・ワクチンタイプ:mRNA

・投与方法:筋肉注射

 

1.mRNAワクチンとは?

生物の全ての情報は、DNAに記載されています。

DNAはただの設計図なので、直接抗体、筋肉や骨、血液というタンパク質に変換するができません。

そこでDNAのマップ情報を、抗体などのタンパク質に変換できる物質であるmRNAという物質に変換されます。

これがmRNAです。

DNAの遺伝情報が変換されたmRNAは、タンパク質を作れるようになります。

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このmRNAこそ、mRNAワクチンその物です。

このタンパク質を生み出す物質を体内に入れ込むことで、強制的にウイルスに対抗できる抗体というタンパク質を産生させるのです。

これがワクチンの作用の仕方です。

 

 

2.投与経路はなぜ筋肉?

①痛み、腫れが少ない。

皮下注射>筋肉注射

特に免疫反応が強いものほど、副反応の症状が強く現れます。今回のワクチンも皮下注射だと、さらに副反応が強く発現する可能性が高いと考えられています。

 

②図2の様に、皮膚から遠い筋肉層の方が、血流が豊富で免疫細胞が多く、免疫がつきやすい。

上記2点の理由から筋肉注射が推奨されているとのことです。

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3.コロナワクチンは遺伝子に作用するの?

結論からいうとできません。というよりも、現実的に不可能です。

図1を思い出してください。

DNA → mRNA → 抗体(タンパク質)でしたよね?

この→の様に一方通行なので、逆の方向であるmRNA → DNAに情報は書き込めないのです。

ということからDNA(遺伝子)に変異が起こることはないので、安心してください。

さらにmRNAは数日間しか体の中に存在できないので、数日後には体から消失します。

どうでしょう?機序を理解したら、遺伝子に作用するなど根拠のない噂であることわかって頂けたのではないでしょうか?

本日はここで終了です。

 

質問があれば、次にそちらを特集して記事にしますので、知りたいということがあれば是非教えてください。