8.コロナワクチン接種で準備しておくこと

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妊婦の私がコロナワクチン接種をして、感じたこと

私が接種したのは、ファイザー製のワクチンでした。1回目は7月1日、2回目はその3週間後の7/22それぞれ注射をしました。

ちなみに1回目と2回目の間隔はワクチンによって違い、モデルナ製は4週間、ファイザー製は3週間です。

 

さて、知人の多くはファイザー製を接種し、私より早く接種を終えていました。そこで彼らに感想を聞いたところ、散々聞かされたのが、2回目は倦怠感、発熱、痛みが強く出るということ、そして翌日休みを取る人が続出、同僚のシフトも接種翌日は休みになるように組まれるようになったとのことでした。

 

そして、ついに接種の日がきました。恐怖?というよりも緊張でドキドキ、処方してもらった解熱鎮痛剤のカロナールアセトアミノフェンを握りしめ接種会場へ。不安と恐怖が強かったので、「接種前にカロナールを内服!」いざ接種。感想は、「思ったより全然痛くない!」(副反応の予防を期待して、予め解熱鎮痛剤を内服することは推奨されていませんが、周囲の医療者はほぼ全員予防内服をして挑んでいました。)

予防内服をしたおかげか、当日は打った左手が重くだるい感じがした程度でした。翌日カロナールの効果が切れたあたりから、左腕の重だるさ、痛みが出てきましたが、カロナールの内服で問題なく過ごすことができ、1回目の接種は拍子抜けするほど無事に終えました。

 

そして問題の2回目、今回もカロナールを予防的に内服し接種へ。接種直後の数時間は何の不調もなく家事をこなしていましたが、その後ほどなくして注射を打った左腕が腫れて痛くなりました(ですので、利き手に打つのはおすすめしません)。

 そして約4時間後。倦怠感が襲ってきたので早々に就寝しましたが、翌日も倦怠感・だるさは継続のため、ベッドで過ごすことになりました。ただ幸いなことに、発熱はなく、3日目には完全に快復しました。

 

病気というのはある日突然やってくるものだと思いますが、コロナの副反応については予言が的中したという感覚に近く、その意味では人生で初めての経験でした。

 

モデルナ製の方が副反応の発生頻度が高いというデータがありますが、周りの人の様子を見る限り、違いはなく、ファイザー製のワクチンを接種した人でも程度の差はあれ、ほぼなんらかの反応が出て1、2日寝込んですっきり治る、というパターンが多かったです。

 

中には、何の影響もなかった人もいます。私の夫もそうだったのですが、そういう人は私の周りではまれで、ラッキーなぐらいです。

 

もちろん、副反応は個人差があるでしょうし、シビアなケースが起きるのは非常にまれだと思われます。シニア世代の方が副反応が多少、少ないとも言われていますよね。

そうした一般的な情報は、メディアや製薬会社が発表している臨床試験結果のデータなどをからも判断できことです。今回の話はあくまで私とその周囲の、一つの体験談ということで受け止めて頂ければ幸いです。

 

さて、接種を終えて、私なりの「おすすめ」を以下にまとめてみました。

    1. 仕事や学校に支障がでるのを避けるため、可能であれば、特に2回目の接種は金曜日など休みの前に予約する
    2. 周りの人にも自分の接種日がわかるよう、組織やグループで共有しているスケジュールに入れておき、翌日は予定を入れないようにする。同時に、同僚やチームメンバーが接種の翌日、出勤できない可能性も想定しておく
    3. 「夫婦共倒れ」になるのを防ぐため、特にお子さんや高齢者のお世話をしている場合は、同じ日の摂取を避ける
    4. 腕が上がらないくらい痛むことがあるので、腕を使う作業は早めに済ませておく
    5. 冷凍食品やおかゆなど、食事の用意が大変でないものを用意しておく
    6. 熱が出て脱水にならないように、ポカリやアクエリアスを用意しておく
    7. 受診もしくは、薬局で解熱鎮痛剤を購入しておく

特に7の解熱鎮痛剤は、妊婦さんであれば、カロナールアセトアミノフェン)が安全に使えます。

処方箋の記載名はカロナールアセトアミノフェン)です

ドラッグストアーの商品名は、タイレノールで販売されていますが、現在品薄で購入できないことも多々あるそうですので、クリニックを受診し、処方してもらうことをお勧めします。

妊婦以外で、常用している内服薬や持病が特になければ、ロキソニンや市販薬のイブなどで対応可能ですので、お家にあればわざわざ購入することはありません。

なぜ解熱鎮痛剤を用意しておく必要があるのか?それは、妊娠している状態で高熱を出すと、子宮収縮や血中の酸素が低下し、早産や低酸素状態になるなどリスクがあるからです。ただ、それは異常に体温が上がった場合なので、そのリスクを抑えるために解熱鎮痛剤を用意しておき、対応すればいいだけの話です。

一般の方も、38度までなら熱が上がることで逆に免疫が活性化され、体にとってはプラスとなりますが、それ以上の発熱をした場合、免疫反応が阻害され、体調の回復も遅くなります。38度目安に解熱鎮痛剤を適切に内服し、副反応に対処しましょう。

 

以上が妊婦さんである私の体験および、提案です。

質問や気になることがあればそちらを記事にするので、質問頂けたら幸いです。